こんにちは。
今回は胃カメラ(内視鏡)について!
費用や痛みについてもきちんと書いていきます!
腸の場合は内視鏡と言ったほうがいいのかも?「腸カメラ」って言わないですよね。わたしは胃も腸も診てもらいました!
お腹の中で沢山の人が力強く行進をしているよ(錯乱)
2年前に遡ります。当時私は胃腸の調子がすこぶる悪かったのです。
引っ越しでガラッと環境が変わったからなのか、それまでの人生では出会ったことのないようなお腹の痛み感じるようになったのです。
言葉で表すと、お腹の左下の方に小さな人がたくさんいて、規則正しく「ザッ!ザッ!」と力強くお腹を踏みつけて行進している感じ…笑
もしくはまるでお腹が心臓になったみたいに「ドクッ!ドクッ!」と脈打っているようにも感じます。
こうなるともう何もできず、これまた日常生活に支障をきたしていました。
お医者様によると、これは胃腸が過敏になっており、けいれんをしているそうなのですが、うめき声をあげるような痛みなのにもかかわらず、血液検査も生化学検査も尿検査も問題がなかったのです?
先生ももうお手上げで「内視鏡受けてきてください、胃腸の中診てもらいましょう」と言われたのが私と内視鏡(胃カメラ)の出会いです。
内視鏡が出来る病院は特別
内視鏡は特別な設備が必要なので、内視鏡専門の病院を紹介されて、初回の診察に向かいました。
紹介された病院は、本当に内視鏡に特化している、完全予約制のこじんまりとしたマンションの一室でした。(もちろん内装は普通に病院ですけどね。)
内視鏡は別名胃カメラ、細い管の先に超高性能カメラがついていて、口や鼻、お尻の穴に通して胃腸の中の様子をリアルタイムで見ることの出来る道具です。
最近のものはカメラの先に爪のようなものがついていて、カメラで見つけた悪性の腫瘍を片っ端からその場で取り除いていくことも出来るのだとか…!
薬を飲んで様子を見る…とか、固定して湿布貼って様子見る…等の治療と違って、カメラで見るのは異常がはっきり分かりそうだとワクワクしていました。
検査前が大変!朝3時起床スケジュールになってしまった
実際に内視鏡査を受ける日を決めようとしたのですが、全然空きがないらしく朝の8時半からになりました。
検査前に色々やることがあるというので話を聞いていると…
お医者さん「前日の21時までに食事を済ませて、翌日は朝ごはんは食べないでください。飲み物も水飲み可能です。」
検査始まる頃には空腹がヤバそう。
お医者さん「あと…朝の3時から準備をしてください。ちょっと早いんだけどね…」
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お医者さん「そして家を出るまでにこの液体(2L)をひたすら飲んで、胃腸を空っぽにしてきてくださいね。」
そう言ってお医者さんは白い粉の入った丈夫なビニルでできた袋みたいなものをくれました。「ニフレック」と言う下剤の一種だそうです。
ここに水を入れて粉を溶かし、ひたすら飲み続けて→トイレ→飲んで→トイレを繰り返して腸の中のものをすべて出し切り、検査に適した何も入っていない状態にするのだそうです。
水はどんなに飲んでも胃腸で吸収されてしまうので腸を洗うことができないそうなのですが、ニフレックは腸管では吸収されないのでしっかりと腸内を洗浄してから体外に出てくるのだそうです。
空腹・3時起き・ひたすらまずい水を飲む苦行
そして迎えた当日。寝坊しないように気をつけていたせいか、前日はあまり眠れませんでした。
まあでも早起きは苦手ではないのでOKとして、ここで問題が…。
ニフレックが めちゃくちゃ 不味い。
若干グレープフルーツのような香りがあるけど、濃いような薄いような味。
具体的に言うとさっぱりとしない中途半端に濃ゆいポカリスエット(砂糖抜き)って感じです。
OS-1に似ているという方もいるようですが私は全くそうは思いませんでしたw
最早これは飲み物ではないです;;;
一口飲むと何かが喉の奥からこみ上げてきて吐きそうになる…「下剤っていうかもう上から全部出ちゃうw」というかんじ。
一度ほんとうに吐きそうになってびっくりしました;
これを…2L…数時間かけて飲めと言われました。リアル苦行。
おとなになってからこんな不味い飲み物を強制されるなんて、こんな経験なかなかない。
本物のポカリスエットでも一人で一気に2L飲むのはキツいのに、さらにこの不味い液体を2Lも飲みきるだなんて…!
しかも空腹だから神経も過敏になっており、必要以上に味わってしまうこの感じがもう拷問。
まずいので恐る恐るゆ〜っくりちょびちょびと飲む→「まだ減らない…(絶望)」→トイレ
をくりかえしました。(終始涙目)
これももう二度とくりかえしたくない思い出の一つです。笑
後からよくよく調べると、色々な方が「夏に冷やさずに飲むのは無理」と書かれていますが、わたしは初夏に冷やさず飲んでいたのでこうなったのでしょうね…。
何のためのスマホなんだか。調べろよ。
ただとにかくこの時はお腹の痛さで身も心も衰弱していたので何も考えられなかったのです。
ちなみにニフレックが不味いので、他の薬を使っている病院さんもあるそうです。
また、上に書いたようにニフレックも冷やせばだいぶ飲みやすくなるようです!
後はキャンディを舐めながら飲むなんてアイデアも見つけた!(見つけたの今だけどね…)
トイレで体内から出てくる液体が無色透明になるまでがゴールのようなので、ニフレックはまだ残っていたけど早々に切り上げました…笑
3時間で10回以上トイレに行き、終了しました。
全然痛くないどころか何も覚えていない
そして朝の8時ごろ。(はやい)
病院に着いたらお尻に穴の空いた簡易パンツのようなものを履き、すぐにベッドに横になるように言われました。
「麻酔します〜」という看護師さんのアナウンスと共に鼻に風の出る管?のようなものを当てられ、その瞬間すごく気持ちよくなり、そこから意識がスパッと抜け落ちました。
だから何も覚えていないどころか、さっき改めて明細書や行った病院のサイトを読んで知ったのですが、胃の中を見るときには口からカメラを入れていたようです。
何の違和感もなかったので、知りませんでした。←
腸の検査時にはお尻から体内に、1メートル以上もある管を通してもらっていました。
もらっていましたというかそうだったようです。こちらも全身麻酔をしていたからかもしれませんが、本当に何も感じませんでした。
でも穴の空いたパンツはいていたし、検査後に若干お尻の穴に何か入れたような違和感があるかな〜?ってかんじだったので確実にお尻からは入れたと思います。
ベテランではない人が局所麻酔で内視鏡検査をやると激痛を伴うこともあるようなので、わたしは手慣れたベテランの先生に痛みなく行ってもらえて良かったです☺
(ただしニフレックだけは他の薬に変えたほうがいいと思う)
ここまでで1時間かかったか、かかっていないかくらいでした。
熟睡できていい気分!!
検査の結果…私の胃腸はきれいだった(なんでやねん)
起きたら検査のすべてが終わっており、お医者さんといっしょにモニターで自分の胃腸の中を見ました。(映像は、録画してありました)
お医者さんは終始「きれいだったよ〜問題ないよ〜腫瘍もなかったよ〜」と言っていました。
何か青い染料で腸管の中を染められていました。
初めて人間の胃と腸管の内部を目にする素人にはそれがきれいなのか汚いのかはわからなかったけど…ってまた異常なしかい!!!
異常がないのに越したことはないけど、こんなに苦労したのだからむしろ何か決定的な原因が見つかってほしかったです…。
私の腹痛問題は依然謎に包まれ、さらに深みにはまっていくのでした。
どのくらい費用がかかったの?
検査費用は保険3割適用で19,400円でした。
ガンやポリープが疑われるような年齢でもないのに、腹痛で20,000円弱はきついですよね…。
しかも親知らずの時みたいに確実に何かが変わったかといえば、なんにも変わってないし…。
この腹痛に関しては、今は以前よりも落ち着いていますがいまだに戦っており、2年目に入ってしまいました。
この腹痛もいつか治るよう、これからも色々対策練っていこうと思っています。
とにかく私のように紹介状によって行く病院が決まっていないのであれば、ニフレックを使用しない、痛くない内視鏡に自信があるベテランの先生をおすすめします!
開業医だと必然的にそこの先生は内視鏡のプロだと思うので、わたしが再び別の病院で内視鏡をうけるなら開業医でサイトに内視鏡への熱い思いが記載されているところにします。
わたしが内視鏡検査に行った病院のサイトにも内視鏡への熱い思いが綴られていました。
ということで、ニフレックとの苦い思い出ができ、検査中は爆睡でいい気持ち、ところが腹痛激痛の原因は突き止められず!という私のお話でした。