わたしは数年間のあいだ、過敏性腸症候群(診断済み)に悩まされ続けています。
この記事に書いた通り、今はだいぶ落ち着いていますが、いつまた再発するかわからないと思っています?
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あの辛い日々を忘れず自分を戒める意味でも、私の過敏性腸症候群に悩まされる日常について具体的にこの記事に書いていこうと思います。
過敏性腸症候群とは
いろんな種類がある過敏性腸症候群
過敏性腸症候群は又の名をIBSというようです。
過敏性腸症候群のことを簡単に表現すると、臓器に問題はないのに、胃腸を動かしている自律神経に問題が起こることで発症します。(詳しく知りたい方はちゃんとお医者さんが書いた記事を読んでください)
過敏性腸症候群でも、便秘、下痢、両方、ガスが勝手に出てしまう…いろんなタイプがありますが、私は便秘と下痢の両方のタイプを患っています。
お腹にガスがパンパンになるまで溜まりますが、便秘。かと思えば急な腹痛が来て下痢。
ジェットコースターかよ!!!
トイレに行ったり体を温めたり、横になったりしてやっと痛みが和らぐくらいです。
自分に過保護になってしまった胃腸
「過敏性」のその名の通り、ちょっと冷たいものを飲んだり、ちょっといつもより食べ過ぎたら、ところかまわず激痛がお腹に走ります。
少しの刺激を受けただけで、私の腸は「これマジやばいって…。」と痛みを出してSOSを発します、
だんだんと音を立てて大きくなっていくような痛み、体中でけたたましくサイレンが鳴り響く感じ…。
ドクドクと拍動し、ゴロゴロと鳴り続けるお腹にはガスが溜まっていることがわかります。
自分の体に支配される辛さ
私の場合、腹痛が襲ってきたときはお腹を温めると多少はマシになります。
だから真夏なのに腹にはカイロを貼り、街中で必死にホットドリンクを探していました。
こんなことを、仕事中でもせっかくの休みでも、はたまた旅行中でも自分の身体に強制されるわけです。
それに、「今日はこれとこれをやるぞ!」って完璧な予定を立てていても、突然の腹痛のせいで1日ベッドにいるコースに突入することもザラじゃない、ウンザリしてしまいます。
精神的にも参る
こんなことを何年続けてる?こんなことをあと何年続けるの?と自問自答し続け、コントロール不能の自分の体に嫌気がさしました。
会社で働いていた時は自由が効かないからもっと悲惨だったし、ずっとこの状態で生きているくらいなら死んだ方が楽なんじゃないかと思ってしまうこともありました。
腹痛は抗がん剤などの痛みに比べたら全く大したものではないし、何より一時的なものです。
だけど”自分の体が自分の意思以外に支配されている””自分の意思で自分のことが決められない”ということが結構精神にクるので、
もっと自分が運動に興味があったら?
筋肉量の多い男だったら?
神経虚弱な生まれでなかったら?
などと自分や環境を責め始めたりしてしまいます。
まあ、腸もわたしを支配したいわけではなくて、SOSを出しているだけなんですけどね…
でも軽いことでもSOSになってしまう理由がわからないところが、過敏性腸症候群の厄介なところです。
IBSのつらみエピソード
ここからは、具体的なIBSによって辛かったエピソードを紹介していきます。
①仕事の昼休みに筋肉注射
勤務中に激痛に襲われてお腹をあたためるものの、そのときは全く効かず…。
このままだと仕事にならないし、座っていられないほどの痛みだったので、昼休み返上でタクシーに乗って病院へいきました。
そこですぐに効くようにと痛み止めの筋肉注射を打ってもらったのですが、これが泣くほど痛くて一瞬で腹痛を忘れましたw(親知らず抜歯の時もこんなことがあったな)
②海外旅行先で
海外旅行だとついついいつもよりたくさん食べてしまいますよね。
そのときは「健康な時の自分の基準で」食べ過ぎてしまったのですが、当然今の過保護な腸には通じません。
せっかく台湾の夜市に行ったのに、前日の食事が尾を引いていたようで、一歩歩くと激痛に襲われるように…
結局、お腹を手で抱えないと歩けないような状態にまで悪化し、意味のわからない色の便が出ました。
結局すぐにホテルに帰り、次の日のほとんどをホテルのベッドで過ごす羽目になってしまい、同行者に申し訳なかったです…。
他人に迷惑をかけてしまうのは一番嫌ですね…。
③真夏の都心で
猛暑に襲われる都心のアスファルトの上!店に入るとめちゃくちゃ涼しい!!!
私の過敏な腸は”寒さ”でも容易にやられます!
クーラーの効いた涼しい店に入って10分も経つと猛烈な痛みが襲ってきます。
すぐに出て真夏のうだるような暑さの中、コンビニを探してホットレモンの小さなペットボトルを買って飲みます…
真夏なのにホットドリンク置いてくれるコンビニ様様ですわ…
とはいえ流石にカイロは真夏にはどこにも置いていないので、家に帰り汗をダラダラ流しながらカイロを装着して横になるのでした…。
過敏性腸症候群は分かっていない事だらけらしい
わたし以外にも過敏性腸症候群に悩まされている人はこの日本にかなり多いのだそうです。
にも関わらず分かっていないことが多く、これという治療法が見つかっていないそうです。
実際わたしも病院に通ったところで何も改善されませんでした。
「お腹が痛いなら腸内環境を改善しよう」という広告が多過ぎて、逆に見落としていたというか胡散臭さを感じていたせいで試すのが遅くなりましたが、わたしは今のところビオフェルミン(というか薬局のPBのビオフェルミンもどき)を飲むことで一気に落ち着きました。
一時期は本当に毎日必ず痛みに悶えていたので、QOLがグッと上がったことは言うまでもないです。
今でもストレスが溜まり過ぎたときや、食べ過ぎたとき、冷え過ぎたときは腹痛が起こりますが、そうならないように気をつけてなんとか生きています。