こんにちは!
このまえ私の人生のTOP何位に入るのではなかろうか…と思うくらいの痛い出来事ことがありました。
それは、寝違え(重度)です。
快く目を覚まして、さあ起きようと思った瞬間、全身に激痛が…!
首の下にタオルが変な風においてある。
そしてその首を動かそうとしても腕を動かそうとしても背中の力で起き上がろうとしても、はたまた腕を動かしてもその度に激痛が走る。
身体ってつながってるんだなあということがよく(嫌というほど)わかりました。
ちなみにこの痛み、どんな痛みかというと気絶しそうな痛みです。
ピキーーーンという音が身体に大音量で流れる感覚、自然に流れる涙、痛みをかき消そうとするかのように自然と出る叫び声…
「いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!!!!!(死)」
って感じです。
もしくは、よく漫画で殴られたときとか何かに頭をぶつけた時に、目とか頭の上に星が出ると思うんです。そんな印象でした。
後は雷に打たれたような痛みっていうのもあっている気がする…とにかく衝撃的な痛みです!
痛すぎて目玉をひん剥いて髪は荒れ放題でなりふり構わない感じになります。
普段こんなひどい痛みを感じるのって何かに思いっきり身体をぶつけたときとか筋肉注射打つときくらいじゃない?
それが動く度に連続で襲ってくるって??どういうこと??拷問?って感じでした。
痛みの程度だけで言えば、親知らずを抜いた時に麻酔が切れたときもこのくらい痛かったんだけど、その時は痛みは口の中だけでした。
それに痛いのは口の中だけだから手足や首は自由に動かせました。
しかし今回は首全体なので痛みの範囲も広く、全身に影響しているので「体を全く動かさない」という状態でないと痛みを回避できなかったんです。
「わたしは”首を傾げた女”という名前の銅像なんだ、動いたら折れるんだ」みたいな意識で日常生活を送らないととほんとに断末魔の叫びになる。
トイレにいくのにも命がけ、水を飲めば顔にかかる、笑ったりくしゃみをしても激痛…。
さいわいなことに仕事がなかった日なのでセーフでしたが、サラリーマンなら速攻会社に休みの連絡を入れるようなレベルです。
この日は夫が仕事を休んでずっと介護をしてくれていました…。
寝違えってなんだ?
私は普段は軽くでも寝違えることはありません。
あらためて、寝違えってなんだろう?
不自然な姿勢で眠り続けた時に起こります。通常は頸部に痛みが生じたり、違和感を覚えた場合には、眼がさめたり、無意識のうちに首の姿勢を変えますが、疲労や睡眠不足あるいは泥酔状態で眠ってしまうと、これらの反応がなくなり、不自然な姿勢で寝続けてしまうことがあります。
睡眠時の姿勢が問題で、首の関節や筋肉にかかっていた負担が原因の場合に生じると考えられています。
普通は自然と体勢を変えて体が疲れないように対策するけど、疲れていたり睡眠不足だとそれをしないからひどくなるってことですね…。
たしかにその日は眠れなくて夜の3時まで起きた上で就寝したんです。
姿勢の悪い私は、もともと首や背中の筋肉が緊張して疲労困憊しているので、そこにさらに何時間もの間、負担をかけ続けたらひとたまりもありませんわな…(遠い目)
どうしてそんなにひどく寝違えたの?
背中ペイナーの方々、でも心配しないでください。
これはわたしがあることを間違えたために怒った、原因がわかっている事故ですので!!!
発端は、バスタオル枕をいつもよりも高く畳んでしまったこと。
しかも高く畳んだ上で少し首を曲げた状態で寝てしまったのです…
対策のためにやったこと
寝違えを治す方法といえば、ネットやツイッターの世界では「ゴッドハンド輝(著:山本航暉)」に書かれていた腕を上げて動かす方法が有名ですが、体のどこかを動かすと痛すぎてそもそも座ることもできないし、”いや、そんなに動かしたら死んじゃうって!!!(涙)”という感じでした。
鎮痛剤を飲んだ
背中痛の時に病院でもらった鎮痛剤の「ロキソニン」と筋肉弛緩剤の「エペリゾン酸」が家にあったのでそれを飲みました。
それでも余裕腕痛いんだけど、心なしか痛みがマイルドになったような感じがします。
一ミリでも動かしたら殺すマンが、一ミリくらいなら許すマンになった感じ。
ピキーン!がヒキーン!になった感じ(語彙力)。
ただ、これでもまだ叫ばずにはいられない耐え難い痛みでした。
冷やした
首が痛い=筋肉が炎症をしている→冷やすと炎症がおさまる、というお医者さんの記事を見つけたので、保冷剤で冷やしました。
直接肌にくっつけたのでいつもなら飛び上がるほどのひんやり感覚でしょうが、この時は首の痛みに勝るものはなかったので、むしろこの冷たさは痛みをごまかす麻酔のような役目を担っていました。そして少しだけ楽になった。
首のサポーターをつけた
これはたまたま、姿勢矯正やストレートネック矯正のために買っていたものです。
首の可動域が制限されることによって必要以上に首が動かないようにしてくれたので、無意識に首が動いて「ピキーーーン(死)」ってなることが格段に減ります。
本来の使い方じゃないものの、本当に重宝しました。この日のためにこれはあったのだと言っても過言ではない。
もちろんこれをつけたからと言って首は治りませんが、必要以上に痛い思いをすることが防げました。
最大の難関、トイレ
寝たきりになってしまって困ることがあるとすれば、飲食とトイレです。
飲食はもうそれどころじゃないし、何故か腹痛も併発していたので正直お呼びではありませんでした。だからあまり問題はなかったんです。
ただトイレは…ねえ。絶対立って歩かなきゃいけないじゃん?
まず立ちあがれないどころか、寝返りや上半身を起こすだけでも激痛が。
痛みを覚悟し、予想通り何度か気絶しそうな痛みに耐えながらトイレに行きましたとさ…。
そして2日目に突入…病院へ行く
こうして1日目はほとんど寝たきりで過ごしました。
なんとか座るまではミッションコンプリートしたのだけど、座っていると後ろの支えがないから首が変な方向に動いてしまう。そうなるとまた痛みが…
ってことで首の後ろの支え(=床)がある寝たきりの状態で過ごしました。翌日は治っているんじゃないかという淡い期待を抱いて就寝しました。
翌日、立ち上がって歩けるくらいまでには回復していましたが、すこしでも首を動かすとあの激痛が…。ということで意を決して整形外科に行くことにしました。
わたしはむやみやたらに病院に行くタイプではないのですが、以前別の疾患で通院した時に「痛くて縮んだ筋肉を解放する痛み止めの注射も打てます」とそこのお医者さんが言っていたので、これを打ちこんでもらう気満々で行ったのです。
診察の時間になり、死にかけているわたしの様子を見てお医者さんが焦っていました。お医者さんからも薦められて、注射を打って頂けることに。
この注射はトリガーポイント注射と言われて、筋肉に打つので筋肉注射です。
つまり痛いです。首も痛いのに注射も痛いんです。
健康を蔑ろにするとはこういうことなんです。(深い)
2度の注射(しかも3秒位かけてゆっくり打つ)の痛みに打ちのめされましたが、魔法にかかったかのように首の痛みが消えているではありませんか!
ちなみに突如現れた頭痛も、首の筋肉が緊張していることに起因するらしい。
首はもっと崇め称えられて大事にされるべきだということがよくわかりました。
教訓
人生でトップに入るレベルの痛みを経験し、わたしは教訓を得たので発表します。
1.枕には気をつける
旅行先とかでも、この枕高めだなあと思ったら使用しない。
変な枕を無理して使うくらいなら、まくら無しで寝るほうがずっと安全だとわかりました。
あとタオルやブランケットなどもまくら周辺に置かない。
2.寝不足にならない
万年不眠症だから、わし的にもそうできたらええんやが…という気持ちですが、とりあえずメラトニン10mgをアイハーブで買いました。(3g,5gは私にとってこのときは無意味だったので)
自力で眠りにつくの諦めた。Natrolのメラトニンサプリで毎日快眠!
3.姿勢に気をつける
スマホあんまり使わないことに尽きると思います。
だってさ、今までだって変な枕で寝たことあるし、もっとひどい寝不足のときもあったんよ?なのに今回のこの事件…日常的に首肩の筋肉がヤバいということの証拠にほかならないのでは?
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あ、ちなみに患部に熱がない感じがしたら、今度は筋肉の緊張を取るためにお風呂とかで温めると良いとお医者さんが言っていました!
2日目は首は良くなったものの頭痛がひどく、結局1日寝込んでいましたが、3日目からは今まで通り普通に生活ができました!!!
現代人、気をつけて!!!
追記
効果抜群のトリガーポイント注射の施術料金は保険適用でたったの730円でした。(初診料は前に一度来たのでかかりませんでした。)
保険医療制度素晴らしい。たったあの一撃で私に元通りの生活をありがとう。